収納情報

使いやすいキッチンづくり ~①吊戸棚の有効活用テクニック~


吊戸棚は下段がゴールデンゾーン

よく使うモノは、手が簡単に届き、使いやすい場所にしまうと便利です。腰から目線の高さまでの範囲を「ゴールデンゾーン」と呼びます。吊戸棚の場合、自分の目線より上に位置しているので、ゴールデンゾーンは手が届きやすい「下段」になります。たいていの吊戸棚は上段下段の2つに分かれているので、下段に使用頻度の高いモノを入れるようにしましょう。上段には使用頻度が低く、万が一落ちてきても大事に至らない、軽いモノを収納します。プラスチックのお重やすしおけなどが適しています。

キュラーズ トランクルーム

吊戸棚を使いやすくする吊戸棚ストッカー

下段は手が届きやすい、といっても中のモノは背伸びをしても見えませんし、モノの出し入れも大変ですよね。そこでぜひ使っていただきたいのが「吊戸棚ストッカー」です。名前の通り、吊戸棚からモノを出し入れするのに便利な収納グッズです。下まである大きなもち手がついているので、出し入れが簡単ですし、中に入れるモノをグルーピングしておけば、必要なものを一度に取り出すこともできます。
この吊戸棚ストッカーには、幅の広いワイドとノーマル、ふた付きとふたなしのものがあります。

キュラーズ トランクルーム吊戸棚ストッカー

頭より高い位置から取り出すので、ワイドにはあまり重いモノを詰め込まないようにしましょう。おすすめはキッチンペーパーやラップ、お弁当を作るご家庭ならばお弁当箱やアルミカップ、ピックなどのお弁当グッズです。それぞれまとめて入れておくと、使う時にワンアクションで取り出せます。またふたつきのものは海苔やふりかけなど湿気させたくないものを入れるときに使いましょう。
半透明の容器なので、およそ中のモノはわかりますが、外側にラベルを貼っておくとひと目でわかり、便利です。

キュラーズ トランクルーム吊戸棚ストッカー ワイド
キュラーズ トランクルームハンディストッカー 取っ手付き(ふたあり)
キュラーズ トランクルームハンディストッカー 取っ手付き 浅型(ふたあり)

吊戸棚に入れっぱなし?死蔵品の活用法

見えづらくて取り出しにくいので、一度入れたらそれっきりになっているものが多いのも吊戸棚の特徴です。そんな死蔵品で最も多いのが、引出物でいただくブランド物のカップ&ソーサーやお皿など来客用の食器です。 これは来客がある時しか使いませんし、使う時は洗わなくてはなりませんし、来客があった時に、果たしてこれを思い出すかどうかも怪しかったりします。
ですので、こういうものが見つかったおうちでは「来客用と家族用を分ける必要があるか?」を考えてみてください。大人だけのご家庭や、ある程度お子様が成長したご家庭でしたら、思い切って来客用を普段用におろすことをおすすめします。家族の人数プラス2セットあれば、たいていの来客には対応できますし、少し欠けた普段使いの食器を使っているよりも、きれいな食器で毎日食事をするほうが食卓も家族の気持ちも華やぎます。扱いにはすこし気を使いますが、使ってこその食器ですから、思いきって使ってみるのはいかがでしょうか。

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吊戸棚の上段を「あえて空けておく」という選択

下段にはよく使うモノ、上段にはあまり使わないモノをというお話をしてきましたが、ご年配のお客様の場合は、違う収納方法をご提案することもあります。
それが「上段は空けておく」という方法です。踏み台などを使って上段にモノを出し入れするのが危険な場合があるからです。出し入れがおっくうになるので、入れっぱなしになってしまう確率も高くなります。そうなってしまうならば、いっそ入れないというのも正解なのです。
でも、ずーっと使わないわけではありません。
お中元やお歳暮など、季節によって増えるものを一時的に置いておく場所として使うのです。この使い方ならモノが届いた時に、何かを移動させることなくさっと収納できますし、出し入れの回数も少なくて済みます。また半年に一度中のモノが入れ変わるので、何を入れたかも覚えていられます。
このように、使いにくい場所と思われがちな吊戸棚ですが、しまい方、しまうモノを考えれば、キッチンで使うモノをとても便利に収納できます。今いろいろなモノを詰め込んでしまっている方は、思い切ってすべてのモノを出して整理し、ぜひ使いやすい収納に変えてみてください。

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