収納情報

年末を楽にするための、11月中に済ませておきたい整理収納の見直し


いよいよ年末も近づいてきました。
年賀はがきの作成キャンペーンも見かけるようになって、ちょっとせわしない時期です。
これからの1ヶ月間に、早めに大掃除に向けて、普段あまり見直すことがない整理収納をしていきましょう。外回りは、寒くなる前の小春日和に済ませておきたいですね。

外回り

お庭やベランダを見直すには、年末はいい機会です。旅行で家を空けることも多いでしょう。窓拭きなどのお掃除も、温かい日を選んで一度しっかり終わらせておくと、年末に手がかじかむ状態で大掃除をする必要はなくなります。整理収納では、まずは空き巣対策をしていきます。

スコップや園芸用品をそこらへんに放置していませんか?泥棒さんは特別な用具がなくても入ることができます。そう、庭に落ちている金属製で先の尖った園芸用品。例えば小さなスコップ。これで窓を破ることが可能です。テコの原理を使えば、小さな力でも窓を破ることが出来るのです。

ガラスに網が入っているから大丈夫と思っていると大間違い。あれは防犯のためではないので意味がありません。火事の際に、熱でガラスが割れた場合、飛散しないように網が入っているだけです。面格子も、外からビスで止めているのは、これも5分もあれば簡単に外せます。日ごろ地域の方との連携で、声掛け運動(こんにちは。等)など防犯意識を高めておくことが予防になるでしょう。

日本防犯住宅協会 柴山会長談)
防犯建物部品以外の面格子には防犯性能はありません。その中で縦格子は一番弱く、マイナスドライバー等でも破壊されています。

物置を置いている場合も要チェックです。物置が台替わりになって、2階から侵入されるケースがあります。マンションなら、屋上から下につたって降りてくることがありますので、最上階だから大丈夫というのも危険です。出かける際にはしっかりと施錠をしたいものです。錠を2つ付ける場合は、天井に近い場所に1つ取り付けると、入られにくくなります。

外回りが散らかっていれば、家の中も同じように散らかっていると見られます。スキを見せていることになりますので、当然入られやすくなります。たかが園芸用品と侮らず、キチンと管理して人から見えない場所に収納しておきましょう。
物置を置く場合も、配置を考えて設置しましょう。マンションでは、幼い子供がベランダから落下する事故が後を絶ちません。ベランダに置いてある椅子や箱が台替わりになっているのが原因です。整理収納は、中に入れる物だけを考えるのではなく、家全体を見て必要な対策をとることだと考えましょう。

年賀はがき

年賀状もそろそろ用意を始めていらっしゃるかと思います。そこで年に一度の情報(年賀状&人)の整理をしませんか?
年賀状をひたすら溜めている方がいらっしゃいますが、その目的はなんでしょうか。
年賀状を出すだけならば、2年分保管していれば問題ないでしょう。
喪中の方は昨年分はだしていませんので、一昨年の年賀状でチェックすることになります。
最近は、多くの方がパソコンに住所録データをお持ちで、年賀状リストで宛名印刷をする方も増えています。今年の年賀状をいただいた際に、出した相手から戻ってきた、戻ってきていない、という整理ができていれば何の問題もありません。まだであれば、早めに出す出さないの情報整理をしておきましょう。
音信不通の方に、また出して居所不明で戻ってくるのは、時間と労力とお金のムダです。はがき印刷が手元に届いた時に、すぐに宛名書き(印刷)ができるようになっていれば、年末になって慌てることもありません。
昨年余った年賀状がまだ残っていれば、郵便局で切手等に変えておきましょう。ムダを省くのは、情報(住所録)も資源(紙)も同じです。

手紙の保管では、とっておくルールを決めておくのもいいですね。絵手紙のように、すべて手書きのものは取っておくと決めている方もいらっしゃいます。人の価値観はそれぞれです。思い出で取っておく手紙もあるでしょう。後生大事に取っておきたい、一生手元に持っていたいと思える手紙でなければ、潔く手放すのも新しい年の幕開けにふさわしいのではないでしょうか。そこから新しい人との出会いが始まるかもしれません。

ビールがコップの上まで一杯に入っていれば、飲まない限り継ぎ足せません。継ぎ足せないからと言ってそのまま放置すれば、生温くなって飲みたくなくなってしまいます。人の流れもビールと同じように、滞っているのであれば入れ替えてみるのも必要かもしれません。

名刺は整理できるのに、人の整理というと罪悪感があります。なにもその人を否定することではなく、今のあなたが思い出に生きることを選択するのか、今現在と未来を見つめることを選ぶのかの違いです。

人は幸せになるために生まれてきたのです。
持っていて、見ていて幸せと思えるモノに囲まれている幸せ。
それが、今のあなたにとって未来を明るくするモノ達だということを忘れないでください。日野原重明先生など100歳になっても元気でいられる人々を見るにつけ、本当に大切なモノとコトにフォーカスしているからこそお元気なのだと思うのです。

今一度、自分がどう生きたいのかを見つめ、そこにあるモノにはどんなモノがあるのかイメージしてみてください。
家具は?食器は?着ている物は?
理想の未来を描いてみると、もったいない、捨てられないと言っていたモノは、そこに存在しないことがわかるでしょう。また、モノも使いたいと思う人の場所にリサイクルされれば、使ってもらえる幸せを感じると思うのです。モノもこの世に存在して(生きて)いるのですから。

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