トランクルームマーケット情報

日本初開催!! トランクルームの祭典「アジアセルフストレージエキスポ2015」


アジア市場で注目される「トランクルーム」投資熱が日本にも伝播する。
きたる5月13日~15日、東京・品川の「The Grand Hall」でトランクルーム事業に特化したシンポジウム「アジアセルフストレージエキスポ2015」が開催される。世界最高水準のトランクルーム運営会社とサプライヤー、投資を検討する機関投資家や不動産オーナーが集結し、トランクルームに関するあらゆる情報を網羅した同シンポジウム。日本で開催するのは今回が初となる。
主催するのは昨年3月に設立されたアジアセルフストレージ協会(SSAA)。一昨年に香港で初めて開催された同シンポジウムには予想以上の来場者が訪れ、トランクルーム事業に対する注目度の高さが際立った。その後、SSAAの設立と共にアジア地域最大のマーケットを持つ日本での開催が決定。協会の役員に名を連ねるキュラーズ(東京都品川区)のスティーブ・スポーン社長はエキスポの魅力について次のように語る。

アジアセルフストレージ協会(SSAA)

「トランクルーム施設の事業者、業界のステークホルダー、トランクルーム事業に興味を持つ機関投資家や不動産オーナーに対して、情報・教育・支援を提供するのがエキスポの意義。欧米ではすでに魅力的な投資アセットとして認知されているトランクルーム産業をアジア地域で確立し、マーケットの成長を促進することが目的です」
アジア地域の最大のマーケットである日本・香港・シンガポールからマレーシア、フィリピン、タイといった新興市場まで最新の市場動向、事業課題にいたるまで、不動産、保険、法律、省エネ、デジタルマーケティングといった各分野の専門家約25名がプレゼンターとして講演する予定だ。日本をはじめとするアジア圏の不動産市況とトランクルーム事業のマーケット動向をはじめ、トランクルーム事業に求められる環境対策やソフトウェア技術、各国で異なる法的責任などについて解説される。

キュラーズ(東京都品川区)のスティーブ・スポーン社長

成長見込める投資アセットだが日本での認知度はまだ低い

スポーン社長が「今回のエキスポに参加してもらい、トランクルーム事業がいかに魅力的なマーケットであるか理解してもらうことが狙いのひとつ」と話すとおり、日本におけるトランクルーム事業はまだまだ発展途上段階だ。キュラーズの調査によれば日本のトランクルーム事業は毎年約10%の成長を続け、平成25年度は1.6倍の約463億円へ拡大しているにも関わらず、世帯当たりの普及率はわずか0.3%程度に過ぎない。これは先進国の中では最低レベルだという。その理由についてスポーン社長は「日本にはトランクルーム市場に投資する事業者、投資家が少ない。そのため、不動産投資アセットとして金融機関が認識していないことが大きな課題だ」と指摘する。
キュラーズの場合、米大手ファンドが親会社となり、積極的な投資を行っているが、国内オペレーターは金融機関からの融資が付かず、事業拡大が難しい。スポーン社長は「キュラーズのような自社所有で高い収益を上げるオペレーターを育てていく必要がある」と力説する。
そもそも日本市場では施設の自社保有にこだわるのはキュラーズを含めて数社。業界全体では賃貸借契約やサブリース、管理方式といったオフバランスが基本。そのため、原状回復の問題等もあり、施設のクオリティに多額のコストを投資するオペレーターは意外に少ない。金融機関や機関投資家が手を出すにはクオリティが低いと言わざるを得ない。一方、キュラーズの場合、ビル1棟丸ごとトランクルームとして運営するため、ビル全体を管理する高性能のセキュリティシステムによって24時間安心して施設を利用できる。
また、荷物の品質管理のため空調システムによる除湿対策にも余念がない。空調はBEMSによる自動制御で省エネ化にも貢献しているのだ。また「収納コンシェルジュ」と呼ばれるスタッフが常駐(10時~17時)しており、安心して利用できる。集客活動やマーケティングのノウハウにも長けており、投資家が求める収益を安定して出せる体制を構築しているのである。「クオリティが高く、規模の大きなトランクルーム事業者を増やすことが投資家を募ることに繋がる」とスポーン社長は語る。現実問題、日本のトランクルーム事業に投資したい海外投資家は多いが、魅力的な投資先が少ないというのが、スポーン社長の認識だ。
日本初開催となる「アジアセルフストレージエキスポ2015」は、これからトランクルーム事業にまつわるすべてのノウハウを情報収集できる絶好の機会となるはずだ。アメリカで30年前に産声を上げ、現在はトランクルーム専門リートも誕生し、投資アセットの一角を担うまでに成長した。日本・アジア地域におけるトランクルーム事業の歴史はまだまだ浅く、それゆえに輝かしい将来性を持っている。ぜひ「アジアセルフストレージエキスポ2015」に参加していただき、トランクルーム事業の将来性を見極めていただきたい。

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